子供の歯茎が腫れる原因5選!

こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!

今回は子供の歯茎が腫れる原因について説明していきます。

腫れる原因は例えば下のようなものがあります。

  • 歯肉炎
  • 萌出性歯肉炎
  • 根尖性歯周炎
  • 生え変わり
  • 口内炎

それぞれ説明していきます!

歯肉炎

歯肉炎は歯周病菌が原因で歯茎が腫れる病気です。

小さいお子さんであっても、歯周病菌は周りの大人から感染して口腔内に存在します。

歯周病菌は歯垢の中に多く存在します。なので歯と歯茎の際に歯垢が溜まってくると歯肉炎で腫れてしまうのです。

対策としては、普段から歯磨きをしっかりすることが一番大事です。

歯と歯茎の際の汚れもしっかりとるように意識して歯ブラシを当てるようにしてください。歯肉炎で腫れていてもしっかり歯垢が除去できれば歯茎の腫れはひいていきます。

また、歯垢が固まってしまって歯石になると歯ブラシでは取れなくなるので、定期的に歯医者でチェックしてもらって必要あれば歯石とりをしてもらうのもおすすめです。

萌出性歯肉炎

萌出性歯肉炎とは、生えてくる途中の歯の周囲に見られる炎症です。

6歳臼歯でよく見られます。

6歳臼歯は、乳歯が抜けたところから生えてくるのではなく、第二乳臼歯(Eとも言います)の後ろから歯茎を突き破って生えてきます。

生えてくる途中段階では、6歳臼歯は歯茎が中途半端に被っている感じになります。

そこに歯垢が溜まりやすく、歯茎が炎症を起こしてしまうのです。

萌出性歯肉炎の対処法としては下の3つになります。

  • 歯磨き(+消毒)
  • 抗生剤、痛み止めのお薬
  • 被ってる歯茎(歯肉弁)の除去

歯茎が被っているところに歯垢が溜まるのが原因なので、基本的にはそこを丁寧に歯磨きするようにしてください。

それでも腫れが長引くときは抗生剤、痛み止めのお薬を飲んでいただく場合もあります。

また、それでも炎症が続く場合は、最終手段として麻酔をして被ってる歯茎を切除することもあります。

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根尖性歯周炎

根尖性歯周炎とは細菌が感染して根の先に膿が溜まっている状態のことです。

症状としては、根に相当する部分の歯茎が腫れたり、咬んだときに痛かったり何もしなくても強い痛みがあることもあります。

乳歯でも永久歯でも根尖性歯周炎になる可能性はあります。

根尖性歯周炎になってしまうパターンは、下のように大きく2通りあります。

  • 歯の神経(歯髄)が死んでしまって根の先が感染する場合
  • 根の治療を元々していたところから再感染する場合

どっちにしても治療としては感染根管治療と呼ばれる根っこの治療になります。

根尖性歯周炎になっているときは、根の中と根の先は細菌で汚染されていて炎症がある状態です。

感染根管治療の目的としては、根の中の汚れの機械的除去と消毒を行って根の先の炎症(膿)を軽減させることなので、回数がかかることが多いです。

また、根っこの治療ではどうしても炎症が軽減しない場合には抜歯をすることもあります。

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歯の生え変わり

生え変わりの過程で、永久歯は乳歯の根っこを溶かしながら上に上がってきます。

その影響で乳歯の根っこが短くなってグラグラしてくるのですが、根っこが短いと歯茎側から菌が入りやすくなるので歯茎が腫れやすくなります。

レントゲンで状態を確認してもらい、抜歯をしてもいい時期であれば歯科医院でその乳歯を抜歯をしてもらいましょう。

ただ、根っこがまだある程度残っている場合は抜歯するにはまだ時期が早いと判断されることもあり、そのときは消毒をしたり抗生剤、痛み止めを飲んで経過を見る場合もあります。

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口内炎

口内炎は口腔内の粘膜にできる炎症です。

歯肉だけでなく、頬粘膜や唇、舌などにもできます。

口内炎の原因としては、疲労や栄養不足などによる免疫力の低下や、ウイルスによるものなどもあったりします。

なのでまずは体調管理に気をつけていただくことが大事になってきますが、それでも口内炎が長引く場合は歯科医院の方へご相談ください。

まとめ

このように歯茎が腫れるのも色々な原因があります。

腫れが続く場合は、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

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