お子さんのむし歯予防!フッ素塗布のおすすめ
こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!
今回はフッ素塗布について説明していきます。
フッ素塗布とは、高濃度のフッ素を歯の表面に塗布することで、むし歯予防の効果があります。
今回はフッ素塗布の効果と手順について説明していきます。
フッ素塗布の効果
フッ素塗布はむし歯予防の効果があります。
具体的な効果は次のようになります。
- 歯の質を強くする
- 再石灰化(初期むし歯なら治る場合もある)
- むし歯菌を抑制する
歯の質を強くする
フッ素は歯の表面のエナメル質に結びついて歯の質を強くします。
むし歯は、むし歯菌が出す酸が歯を溶かすことで進行していくのですが、フッ素で歯の質が強くなると酸への抵抗力も向上するためむし歯になりにくくなります。
再石灰化(初期むし歯なら治る場合もある)
フッ素は唾液中のカルシウムやリンを歯に取り入れる再石灰化を促進します。
再石灰化を促進することでむし歯になりにくくなるのと、初期むし歯であれば治る場合もありま
す。
むし歯菌を抑制する
フッ素はむし歯菌の活動を抑制します。
むし歯は、むし歯菌が出す酸が歯を溶かすことで進行していくのですが、その酸の産生が減少するのでむし歯になりにくくなります。
フッ素塗布の手順
- 歯の表面の汚れ(プラーク)をきれいに落とす
- フッ素を染み込ませた綿球または歯ブラシでフッ素塗布をする
- フッ素を塗った後は30分ほど飲食・うがいを避ける
まず、フッ素が歯に浸透しやすいように、歯の表面のプラークをきれいに落とします。
その後に、フッ素を染み込ませた綿球また歯ブラシでフッ素塗布を行います。専用のトレーを用いてフッ素塗布を行う場合もあります。
フッ素塗布が終わった後は、フッ素が流れないように30分ほど飲食・うがいを避けてください。
フッ素塗布は3ヶ月〜半年に1回くらい定期的に行っていただくと、よりむし歯予防の効果があります。
定期検診でさらにむし歯予防!
フッ素塗布を行うことでむし歯リスクは軽減しますが、それでもむし歯になる場合はあります。
なので、歯科医院で3ヶ月〜半年に1回程度の定期検診を受けることをおすすめします。
子供の歯は乳歯、永久歯ともにむし歯に対する抵抗力が低いため、気づいたときには大きなむし歯になっていたというのもよくあることです。
定期検診に来ていただくことでむし歯の早期発見・予防ができるので、治療の負担も軽減でき健康な歯を保つことができます。
また、定期検診のときにフッ素塗布をしていただければ、よりむし歯予防の効果があります。
お子さんの歯の健康のためにむし歯の予防を意識してみましょう!