【歯肉退縮】歯茎が下がる原因4選!予防方法も説明します
こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!
今回は歯茎が下がってしまう主な原因について説明していきます。
歯茎が下がると、見た目的にも歯が長くなったように見えたり、知覚過敏で歯がしみやすくなったり、歯茎が下がった分歯と歯の間に隙間ができてものが詰まりやすくなったりと色々なことが起こります。
なので、できれば歯茎が下がらない方がいいのです。
今回は歯茎が下がってしまう原因と合わせてその予防方法も解説していきます。
目次
歯茎が下がる原因と予防方法
歯茎が下がる主な原因は次のようになります。
- 歯周病
- 過剰な歯磨きの圧
- 過剰な咬合負担
- 詰め物や被せ物が合っていない
それぞれ予防方法も合わせて説明していきます。
歯周病
歯茎が下がる最大の原因は歯周病です。
歯周病は、歯石や歯垢(歯周病菌)が原因で歯茎が弱っていく病気です。
歯茎も身体の他の部位と同じで、年齢に従って弱っていくものなのですが、歯石や歯垢(歯周病菌)がついてくると弱っていくスピードが早くなります。
なので普段から歯石や歯垢が歯に定着しないように、ご自身で歯磨きを頑張ってもらうのと定期的に歯科医院で歯石取り(クリーニング)を受けてもらうことが大事になってきます。
そうすることで歯周病の予防になります。
また、普段の歯磨きの時にフロスや歯間ブラシを使っていただくと、細かいところの歯垢も取れるのでより効果的です。
歯石や歯垢以外にも、喫煙や糖尿病なども歯周病を進行させる要因になってくるので、それらの要因も改善していくようにするとよいと思われます。
過剰な歯磨きの圧
歯磨きの圧が強すぎると、歯茎が傷つくため歯茎が下がる原因になります。
歯ブラシを当てるときは、力を入れすぎないように細かく丁寧に磨くようにしてください。
過剰な咬合負担
歯に咬合力が過剰にかかると、その周りの歯茎や骨(歯周組織)に負担がかかります。
このように咬合力で歯周組織がダメージを受けている状態のことを咬合性外傷と言います。
咬合性外傷の影響で歯茎が下がることがあります。
例えば、他の歯は歯茎が下がってないけど1本だけ歯茎が下がっている歯があるという場合は、その1本が咬合性外傷になっているせいでそこだけ歯茎が下がっているという可能性があります。
歯科医院では、咬み合わせを診査して本当にその歯の咬合負担が大きい場合は、その歯の咬み合わせを調整してバランスをとります。
そうやって負担軽減させることで、歯肉退縮も進まないようにできます。
また、全体的に咬み合わせが強い場合は、特定の歯を調整するというよりは歯ぎしり用のマウスピースを作った方が良い場合もあります。
無意識の歯ぎしり・くいしばりの力を分散させることで、全体の歯の歯周組織に負担がかからないようにします。
また、歯並び的に、咬み合わせの調整やマウスピースだけでは負担軽減が難しい場合は、歯の矯正治療も考える場合もあります。
詰め物や被せ物が合っていない
過去に治療をした歯も、時間の経過によって詰め物や被せ物が合わなくなってしまって、磨き残しが溜まりやすくなったりものが詰まりやすくなったりする場合があります。
磨き残し、もの詰まりが続くと、そこから歯茎が炎症を起こして歯肉退縮が進んでしまいます。
歯科医院で診査してもらって、もの詰まりの原因が詰め物や被せ物の不適合と診断された場合は、治療し直してやりかえてもらった方がよいと思われます。
まとめ
歯茎が下がるのも色々な要因がありますが、最も大きい要因は歯周病です。
なので、基本的にはご自分で丁寧に歯磨きをしていただくのと、定期的に歯科医院で歯石取り(クリーニング)をしてもらった方がよいでしょう。
そして、歯石取りと合わせて、咬み合わせの状態だったり被せ物の状態だったりもチェックしてもらうと、今後もいい状態を保ちやすいと思います。
何かご心配事があれば早めの歯科医院受診をおすすめします。
歯茎をいい状態をキープできるように頑張ってみてください!