歯医者で麻酔をした歯茎が腫れて痛くなった!その原因と対処法は?
こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!
歯医者では痛みがないように治療するために麻酔をすることがあります。
しかし、まれに麻酔をした歯茎が荒れてしまったり腫れてしまったりすることがあります。
今回はその原因と対処法について説明していきます。
歯医者の麻酔とは?
歯医者の麻酔は歯茎に打ちます。
浸潤麻酔と言って、歯茎→顎の骨→歯の神経というふうに歯茎からしみ渡って麻酔が効いていきます。
麻酔をした歯茎が腫れる原因
考えられる原因としては下のようになります。
- 細菌感染
- 麻酔の追加の影響で傷めた
- 免疫力が下がっている
それぞれ説明していきます。
細菌感染
麻酔針を刺した部分の歯茎は小さな傷口ができます。
口腔内の細菌が傷口に入り込んで腫れてしまうことがあります。
歯磨きをあまりしていない人は歯の周りにプラーク(磨き残し、細菌の塊)が付着していることが多いので、麻酔後に細菌感染で腫れやすい傾向にあります。
また、歯周病も、同様に麻酔後の細菌感染は起きやすいです。
麻酔の追加の影響で傷めた
麻酔が効きにくい場合は、痛みを軽減させるためにさらに麻酔を追加しながら治療を進めて行きます。
その際に麻酔の追加回数が多かったり歯根膜の深いところに麻酔を追加したりしたときは、その影響で歯茎が傷んでしまって腫れ痛みが出ることがあります。
例えばむし歯の治療で言うと、下顎の奥歯や元々神経が炎症を起こしている歯などは麻酔が効きにくく、そういう歯で麻酔を追加しがちではあります。
免疫力が下がっている
体調不良で自然治癒力が下がっていたり糖尿病などの全身疾患で免疫力が低かったりしている場合も、麻酔の影響で歯茎が痛くなることがあります。
麻酔針を刺した部分の歯茎は傷口になるのですが、免疫力や自然治癒力が下がっているとその傷口の回復が遅れてしまうからです。
対処法
1〜2日くらいで腫れが引くのならばそれで様子を見て大丈夫ですが、腫れが長引くようでしたら歯科医院で対応してもらってください。
炎症がある部分を消毒したり、必要があれば抗生剤や痛み止めが出されることもあります。
また、ご自分でできる麻酔で腫れないための予防策としては、普段から口腔内の細菌を減らすために日頃の歯磨きを頑張ってもらうことと歯茎の回復が遅れないように体調管理をしっかりしていただくことが大事になってきます。
まとめ
痛みが出ないようにするための麻酔ですが、口腔内の清掃不良や全身的な免疫低下など状態によっては麻酔の影響で歯茎が腫れて痛みが出てしまうことがあります。
症状が長引くときは歯科医院の方で対応してもらってください。