歯周病の歯の抜歯の注意点について
こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!
歯周病は歯茎側が弱っていく病気です。
歯周病が進行していくと、歯茎の腫れ、痛みを繰り返しやすくなったり、歯がグラグラしてきたります。
なので、重度の歯周病になると根本治療は抜歯になります。
今回は歯周病での抜歯の注意点について説明していきます。
歯周病とは?
歯周病は歯茎側が弱っていく病気です。
歯茎も身体の他の部位と同じで、年齢に従って弱っていくものなのですが、歯石や歯垢(歯周病菌)がついてくると弱っていくスピードが早くなります。
歯茎が弱っていくと歯周ポケットが深くなっていきます。
初期段階では自覚症状は特にないのですが、進行してくると症状が出てきます。
歯周ポケットがある程度深くなると、歯茎にばい菌が入りやすい環境になるので、腫れや痛みを繰り返しやすくなるのです。
また、歯の周りを支えている骨も溶けてくるので、重度歯周病で歯がグラグラになってしまうと根本治療は抜歯になります。
歯周病の歯の抜歯の注意点
歯周病で歯を支えている歯茎や骨が弱っているため、麻酔が効いてしまえば抜歯自体は簡単です。
ただ、歯茎が緩んでいる、腫れぼったくなっていることでの抜歯時の注意点があります。
- 麻酔を打つ際の痛みが強い
- 抜歯後出血が止まるまで時間がかかる
まず、歯周病が進行して歯茎が腫れぼったい状態なので、麻酔の針を歯茎に刺すときやそこから薬液を注入するときに歯茎の痛みが強く出やすいです。
腫れが大きいときはその場ですぐに抜歯せずに抗生剤などの飲み薬を何日か飲んでもらって炎症をできるだけ減らしてから抜歯をする場合もありますが、それでも完全に腫れが引くことは少ないので、麻酔を打つときの痛みは出やすいと思っていただいた方がいいです。
また、それだけ炎症があるところの歯を抜くので、抜歯後の出血もしやすいです。
出血が続く場合は、ガーゼを噛んで止血を待つようにしてください(圧迫止血)。
そしてうがいのしすぎも控えてください。せっかく固まってきた血がうがいをすることで流れてしまうことがあるからです。
まとめ
歯周病の抜歯は麻酔が効いてしまえば抜歯自体はすぐ抜けるのですが、歯茎が腫れぼったいせいで麻酔が痛かったり抜歯後の出血が止まりにくかったりということが起こりやすいです。
出血が続く時はうがい控えめでガーゼを噛んで止血を待つようにしてください。
↓また、一般的な抜歯後の注意事項の方もあわせてご確認されてみてください。