【歯ぎしり対策にマウスピースがおすすめ】就寝中の無意識の歯ぎしり、くいしばりの癖がある方へ

こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!

今回は就寝中の歯ぎしり対策のマウスピースについての情報をお伝えしていきます。

就寝中の歯ぎしり、くいしばりは、無意識でやっているものなのでご自身では気付きにくく、コントロールすることもできません。

また、就寝中以外でも例えば仕事や作業に集中しているときに無意識にくいしばって奥歯に力がかかっている方もいます。

こういった歯ぎしり、くいしばりをすることで、歯や歯茎、顎関節などに負担がかかってしまいます。

その負担をコントロールしたいときに、歯ぎしり用のマウスピースをつけてもらうことが効果的なのです。

歯ぎしりをするにしても、直接上下の歯が擦れあっていじめあうよりも、マウスピースをつけることで上の歯と下の歯との間にクッションの役割として歯ぎしりの力を緩衝できます。

そういった負担軽減の意味でマウスピースが有効なのです。

今回は、マウスピースの話と合わせて歯ぎしりのデメリットも解説していきますので、下の4つについてそれぞれ説明していきます。

  • 歯ぎしりをすることで起こること
  • 歯ぎしりをしている人の特徴
  • マウスピースの作り方
  • マウスピースの使い方

歯ぎしりをすることで起こること

歯ぎしりをすることで歯や歯茎、顎関節に負担がかかります。

具体的には下のようなことが起きます。

  • 歯がすり減ったり根元が欠けたりして、歯がしみやすくなる
  • 歯が揺さぶられるので歯茎が弱る(歯茎が下がったり、咬むと痛い)
  • 口を開けるときに顎が痛い、口が開けにくい(顎関節症)

歯ぎしり、くいしばりをしている方は、むし歯ではなくても力の負担で歯が痛くなる可能性があります。

また、顎関節症の症状が出たり、そこから関連して頭痛や肩こりに発展する方もいます。

歯ぎしりをしている人の特徴

歯ぎしりをしている人の特徴としては下のようなものがあります。

  • 歯のすり減りが大きい
  • 歯が欠けているところがある
  • 歯に亀裂が入っている
  • 歯茎が下がっている
  • 歯が揺れている
  • 歯茎に硬いコブがある(骨隆起)
  • 舌や頬粘膜にくいしばりの歯型がついている
  • 顎関節が音がなる、痛い、開けにくいなどの症状がある(顎関節症)

これらの特徴が多く当てはまる方は、歯ぎしり、くいしばりをしている可能性が高いと思われます。

歯科医院側は、まず何か自覚症状があるか聞いたり、口腔内と顎関節の状態を診て上のような特徴がないか確認することで、ご自身が歯ぎしり、くいしばりをしている可能性が高いかどうかを判断します。

実際に何か症状が出ている方や、自覚症状がない方でも歯ぎしりのせいで歯や歯茎や顎関節がダメージを受けていると判断された方には、マウスピースを作ることをおすすめする場合があります。

また、歯ぎしりは浅い眠りのときにしていると言われています。

なので例えばストレス、飲酒、睡眠時無呼吸などの要因がある方は、睡眠が浅くなることが多いので歯ぎしりをする傾向にあります。

マウスピースの作り方

マウスピースは歯科医院で作ることができます。

治療回数は2回です。

1回目は型取りをします。

それを模型におこして、その模型上でマウスピースを作ります。

2回目にそのマウスピースをご自身のお口の中で調整してお渡しします。

状況によってはマウスピースをお渡しした後に何回か調整で来ていただく場合もありますが、マウスピースが出来上がるまでの治療回数は2回になります。

マウスピースには材質が硬めのハードタイプと柔らかめのソフトタイプがありますが、歯並びや歯の状態によってどちらを選択するか歯科医師が判断します。

マウスピースの使い方

  1. .夜就寝時に装着する
  2. 朝起きたら外して水洗い
  3. なくさないようにケースに保管

就寝中の無意識の歯ぎしり、くいしばりの負担を軽減させるために、夜寝る前にマウスピースをつけてください。

清掃は基本的に水洗いで良いです。

ブラシを使う場合は、マウスピースが傷つかないように優しめにブラシを当ててください。

マウスピース洗浄剤や入れ歯洗浄剤を使うのもOKです。

熱湯にはつけないようにしましょう。熱湯につけると変形してしまいます。冷水〜ぬるま湯は大丈夫です。

また、就寝中以外でも仕事や作業に集中しているときに無意識にくいしばってしまう方は、そのときにもマウスピースを使ってOKです。

まとめ

就寝中などの無意識の歯ぎしり、くいしばりをすることで、歯や歯茎、顎関節に負担がかかり、そのダメージが積み重なっていくと何かしら症状が出てくる場合があります。

その負担を軽減する方法として、マウスピースが効果的です。

マウスピースは歯科医院で作ることができ、治療回数も2回で済みます。

歯科医師側も、ご自身が歯ぎしりをしている現場は見てないのですが、口腔内や顎関節の状態を診ることで歯ぎしりをしている可能性を判断することはできます。

歯ぎしりのせいで実際に何か症状のある方や、自覚症状はない方でも歯ぎしりで歯や歯茎などに負担がかかっていると歯科医院で指摘される方などにマウスピースはおすすめです。

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