歯の本数って何本？乳歯と永久歯で本数が違う？

こんにちは！雲仙市国見町の徳永歯科医院です！

みなさん通常生えてくる歯の本数をご存知ですか？

なかなか普段歯の本数を意識することもないと思いますので、ぱっと何本なのか思い浮かばないかもしれません。

答えは、乳歯が20本、永久歯は親知らずも含めると32本です！

これは知らなかったという方も多いと思います。

今回はこの歯の本数に加えて、生まれつき歯が少ない先天性欠如、逆に歯が多い過剰歯についても説明していきます。

乳歯は20本

乳歯は上下合わせて20本あります。

一度に20本すべて生えてくるわけではなくて、生後6ヶ月頃〜3歳頃に1本ずつ順番に生えてきて20本生えそろう感じです。

もちろん人それぞれ個人差があるので、3歳になったときに20本揃っていなくても特に問題はありません。

多くのお子さんは生後6ヶ月頃から最初に下の前歯2本のAから生え始めます。その後に上のAが生えてきます。

そして1歳頃にB、1歳半頃にD、2歳頃にC、2歳半頃にEが生えてきます。

この順番通りに生えない場合でもそれは個人差なので大抵は心配入りません。

また、生後1歳半〜2歳半頃の乳歯が生え揃っていく時期はむし歯菌が最も感染しやすい時期でもあります。

周りの大人の唾液を介してむし歯菌が感染したり、歯磨きの状態が悪かったりすることでむし歯菌が増えていかないようにしっかり予防していきましょう。

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乳歯はしっかり噛むことで顎の成長を促すとともに、乳歯自体が永久歯が生えてくるスペースを確保しています。

むし歯などで早期に乳歯を失ってしまうと、永久歯が生えるスペースが確保できず変な方向に永久歯が生えたりすることもあるので、日頃からしっかり歯磨きをするようにしてください。

永久歯は親知らずを含めると32本

永久歯は32本あります。

そのうちの4本は親知らず（8番）です。

親知らず以外の28本は6歳頃〜12歳頃に生えてきます。

個人差があるので、28本生えてくるまでに15歳くらいになる人もいます。

永久歯は、乳歯のA〜Eが生え変わる形で永久歯の1番〜5番が生えてくるのと、その奥の乳歯が生えてなかった部分から6番、7番という奥歯が生えてきます。

基本的には、Aが1番に生え変わるのが6歳頃、それから前歯から奥歯へ順番に乳歯が永久歯へ生え変わっていき、Eが5番に生え変わるのが12歳頃になります。

6番は6歳頃、7番は12歳頃に生えてきます。6番のことを6歳臼歯、7番のことを12歳臼歯と呼んだりもします。

そして親知らず（8番）は7番の奥に生えてきます。だいたい10代後半から20代で生えてくることが多いです。

ただ、親知らずは斜めに生えていたり元々歯自体がない場合もあるので、20代を超えても生えてこないこともあります。

生まれつき歯の本数が多かったり少なかったりする場合もある

乳歯は20本、永久歯は32本です。

一応この本数が通常の本数ですが、先天性欠如といって生まれつきこの本数より少ない方もいらっしゃいす。

また、逆に本数が多い場合もあり、これは過剰歯と呼ばれます。

子供の時期でも歯科医院でレントゲンを取ることで先天性欠如や過剰歯は確認できます。

先天性欠如や過剰歯の場合でも支障がなければそのままにすることもありますが、何か不具合が生じてくるのであればそれに合わせた治療を行っていきます。

例えば、過剰歯のせいでその隣の歯が生えてくる妨げになっているのであればその過剰歯を抜く場合もありますし、先天性欠如で噛み合わせに支障が出ている場合は歯がない部分を補うために入れ歯やブリッジやインプラントを入れる場合もあります。

また、必要に応じて矯正治療も併用して行うこともあります。

まとめ

乳歯は20本、永久歯は親しらずも含めると32本あります。

永久歯のうち20本（1番〜5番）は乳歯が生え変わる形で生えてきて、それより奥の6番（6歳臼歯）、7番（12歳臼歯）、8番（親知らず）は乳歯がないところから生えてきます。

また、過剰歯や先天性欠如といった生まれつき通常の歯の本数と違う場合もあります。

歯の本数は歯科医院のレントゲンで確認できますので、気になることがあれば歯科医院の方にご連絡してみてください。