抜歯した後はどのように過ごせばいいの?【抜歯後に気を付けるべきポイント】
こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!
今回は抜歯後に気を付けるべきポイントについて説明していきます。
抜歯と言っても様々な要因があり、例えば親知らずが痛くなって抜いたり、歯周病でグラグラになって抜いたりなど、色々な要因があります。
細かいことを言えばそれぞれの要因特有の抜歯後の症状などもありますが、今回はどの抜歯にも当てはまる一般的な抜歯後の症状と気を付けるべきポイントについて説明していきます。
抜歯後に出る症状
抜歯後に必ず出る症状としては、
- 痛み
- 腫れ
- 出血
が出ます。
痛みと腫れについて
抜歯後は怪我をしたのと一緒なので痛みと腫れは必ず出るものです。
傷口にばい菌が入って感染を起こさないための抗生剤と、痛みが強いとき用に痛み止めのお薬をお出しします。
お薬を飲みながら、痛みと腫れの経過をみていく形になります。
抜歯後の痛みと腫れの程度は、抜歯自体の外科的な侵襲が大きいほど、抜歯の処置時間がかかっているほど、痛みと腫れも大きくなる傾向にあります。
抜歯する歯が元々炎症が強い場合も、痛みと腫れが長引くことが多いです。
そのような抜歯の場合は、抜歯後の痛みと腫れが1週間以上長引くこともあります。
ただ、怪我と一緒なので、時間の経過とお薬を飲みながらで必ず症状は軽減するのでご心配されなくても大丈夫です。
また、そのような痛みと腫れが出やすい要因が少ない抜歯の場合は、抜歯後2〜3日くらいで腫れ、痛みが落ち着くことが多いです。
出血について
抜歯後は出血も必ず出ます。
歯科医院で抜歯をした後は止血したのを確認してから帰っていただきますが、麻酔が切れてくる頃にまた出血しやすくなります。
出血してくる場合にはガーゼを10〜20分くらい咬んでいただくと血が止まりやすいです。
また、うがいは止血の妨げになるのでうがいのし過ぎに注意していただくのと、激しい運動や飲酒など血流が良くなるようなことも出血しやすくなる原因なので抜歯した当日は控えるようにしてください。
唾液に血が滲む程度であれば問題ありませんが、あんまり出血がひどい場合は抜歯をした歯科医院に連絡してください。
抜歯後に気を付けるべきポイント
上で説明した内容と被るところもありますが、抜歯後に気を付けるポイントをまとめると次のようになります。
- 麻酔が効いているので、唇や頬を咬まないように注意してください
- 出血してきた場合は、ガーゼやティッシュを10〜20分くらい咬んでいただくと血が止まりやすいです(圧迫止血)
- うがいは止血の妨げになるので、うがいは控えめにしてください
- 激しい運動や飲酒などは血流が良くなって出血しやすくなるので抜歯した当日は控えてください
- 長めの入浴も血流が良くなるので、抜歯した当日はシャワーくらいにしてください
- 傷口を避けて歯磨きをしてください
- 感染予防のための抗生剤と、痛みが強いとき用の痛み止めのお薬を歯科医師の指示通りに飲んでください
以上が一般的な抜歯後の注意事項になります。
上記のことを気をつけてても抜歯後の出血が止まらないなど何かあれば、歯科医院に連絡して対応してもらってください。