【乳歯】子供の歯の生え変わりは自然に抜けるのを待つ?歯医者で抜いてもらったほうがいい?

こんにちは!雲仙市国見町の徳永歯科医院です!

子供の乳歯は生え変わりの時期が来るとグラグラして抜けて、その下から永久歯が生えてきます。

それが一般的な歯の生え変わりの流れなのですが、生え変わりの時期になってもグラグラしてこなかったり、グラグラしてきてもなかなか抜けない場合もあります。

そんなときにそのまま様子を見ていいのか歯医者で診てもらったほうがいいのか気になる方もいらっしゃると思います。

今回は乳歯の生え変わり(抜歯)は、どういうときに自分で抜いていいか、どういうときに歯医者で診てもらったほうがいいかについて説明していきます。

乳歯が抜ける時期は?

乳歯は乳中切歯(A)〜奥歯(E)まであり、上下左右で合わせて20本あります。

永久歯は中切歯(1番)〜第三大臼歯(8番)まであり、そのうちの1番〜5番は乳歯のA〜Eが抜けた後に生え変わる形で生えてきます。

だいたい前歯から奥歯の順番で生え変わっていきます。

  • 乳中切歯(A)→中切歯(1番):6歳〜8歳
  • 乳側切歯(B)→側切歯(2番):7歳〜9歳
  • 乳犬歯(C)→犬歯(3番):9歳〜12歳
  • 第一乳臼歯(D)→第一小臼歯(4番):9歳〜12歳
  • 第二乳臼歯(E)→第二小臼歯(5番):10歳〜13歳

個人差はありますが上記の年齢あたりで生え変わります。

自分で抜いていい場合は?

自然にグラグラしてくるものであれば大抵は自分で抜いていいです。

その歯が生え変わりの年齢でグラグラしていることと、そのグラグラの程度も歯茎になんとかくっついてるくらいのかなりグラグラの状態であれば、自分で抜いていいと思います。

その後そこに永久歯が生えてきます。

ただ、その乳歯が抜けた後に2週間、3週間過ぎても永久歯が生えてこない場合は、歯科医院で診てもらったほうがいいです。

稀に永久歯が変な位置にあったり、先天性欠如といって生まれつき歯が存在していない場合もあるので、歯科医院のレントゲンで確認することをおすすめします。

歯医者で診てもらったほうがいい場合は?

生え変わる予定の乳歯を歯医者で診てもらったほうがいい場合は下のような場合があります。

  • グラグラし始めて噛むと痛いけどまだ抜けてこないとき
  • 乳歯の根っこが短くなった影響で歯茎が腫れたとき
  • 乳歯が抜ける前に横から永久歯が生えてきたとき
  • 生え変わりの年齢が過ぎているのに乳歯がグラグラしてこない

それぞれ説明していきます。

グラグラし始めて噛むと痛いけどまだ抜けてこないとき

乳歯がグラグラし始めてもそれがプランプランになって抜けそうになるまでには結構時間がかかります。

それくらいプランプランになれば自分で抜いてもいいです。

しかし、それくらいになる前にその歯で噛むと痛いなど食事に支障をきたすようなら歯科医院で診てもらったほうがいいです。

レントゲンでその乳歯とその下から生えてくる永久歯の位置関係を確認してもらい、生え変わりの適切な時期であれば歯科医院で抜いてもらいましょう。

乳歯の根っこが短くなった影響で歯茎が腫れたとき

生え変わりの過程で、永久歯は乳歯の根っこを溶かしながら上に上がってきます。

その影響で乳歯の根っこが短くなってくるのですが、根っこが短いと歯茎側から菌が入りやすくなるので歯茎が腫れやすくなります。

レントゲンで状態を確認してもらい、抜歯をしてもいい時期であれば歯科医院でその乳歯を抜歯をしてもらいましょう。

ただ、根っこがまだある程度残っていて抜歯をするにはまだ早いと判断されれば、そのときは消毒をしたり抗生剤などの飲み薬を飲んで経過を見る場合もあります。

乳歯が抜ける前に横から永久歯が生えてきたとき

通常は乳歯が抜けた後に、その抜けたところから永久歯が生えてきます。

しかし、その永久歯が、乳歯が抜ける前に乳歯の横から頭を出す形で生えてくることがあります。

要は、本来生える位置とずれて永久歯が生えてきているのです。

このまま乳歯が抜けずに永久歯が生え続けると、本来生える位置とずれた状態の歯並びになってしまいます。上の画像でいうと永久歯の位置が内側にきてしまいます。

このように歯並びがずれたまま生え切ってしまうと咬み合わせの状態によっては矯正治療が必要になってくる場合もあります。

なので、このような乳歯は歯科医院で早めに抜いてもらうようにしてください。

この乳歯を早めに抜いてもらえば、永久歯も自然と本来生える位置に戻ってくる可能性が高くなります。

生え変わりの年齢が過ぎているのに乳歯がグラグラしてこない

生え変わりの年齢になってくると乳歯がグラグラして抜けてその下の永久歯が生えてくるのが通常の流れですが、その年齢を過ぎても乳歯がグラグラしてこない場合もあります。

永久歯が変な位置にあったり、先天性欠如といって生まれつき歯が存在していなかったりという可能性があります。

それは歯科医院のレントゲンで確認することができます。

その状態によっては将来的に矯正治療が必要になってくることもあります。

まとめ

基本的に乳歯のグラグラが大きくなってくれば自分で抜いても大丈夫です。

ただ、生え変わりの年齢になっても乳歯がグラグラしてこないとか、乳歯が残ってるのにそのわきから永久歯が生えてきたりとか、乳歯がグラグラしてきても抜けずに噛むと痛い場合などは、歯科医院の方で診てもらったほうがいいです。

歯科医院でレントゲンを撮ることで永久歯の位置が確認できたり、永久歯の先天性欠損がないかということも確認できたりします。

状況確認した上で必要があれば歯科医院で抜歯を行います。

歯の生え変わりで何かご心配事があれば歯科医院の方へ早めのご連絡をお勧めします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です